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令和1年度高校生税の作文表彰

2019年11月11日

税務連絡協議会会長賞  隆徳館5年   國武 孝太郎   「感謝の裏側」

感謝の言葉

隆徳館高等部5年アカデミー(高校2年生・柔道部)國武孝太郎

 

 初めに私には、税金とは悪いイメージしかありませんでした。理由は、お金を取られるからです。

 私は小学6年から柔道を始めました。中学生になり、柔道部で練習・トレーニングと何事にも順調に進んで、だんだん上達してきたなというときでした。腰に激痛を感じ、立っていることも痛みで辛く、脚のしびれも強くなり、柔道の練習をすることが、とても、きつくなりました。急遽、両親に状況を話して、整形外科へ連れていってもらいました。診断結果は、「第五腰椎分離症」でした。これは、腰に負担がかかり過ぎての骨折で、疲労骨折と言われるものでした。病院の先生は、「柔道は、もう出来なくなるかも知れない。これ以上無理をすると生活に支障を来たす恐れがある。」と言われ、私は目の前が真っ暗になりました。

 しかし、私の両親は、「別の整形外科なら、治してもらえるかも知れない。」と諦めないで、何軒も整形外科を受診しました。そして、全ての病院で診断結果は同じでした。ただ違ったことは、「治ることはないが上手に腰の痛みと付き合っていけば、柔道を続けることが出来る。しかし、無理をすれば、今以上に症状がひどくなることも覚悟しなければならない。選択肢としては、リスクを伴って柔道を続けるか、君がこの先、日本を背負って行くような強い選手でないのなら、ここでやめることも選択肢のひとつ。」と言われました。

 私は、とても悩みました。腰の状態が悪くなるのも辛いし、もし、歩けなくなったら、どうしようとか、脳裏をよぎったからです。でも、それからは、定期的な病院と投薬治療

で現在も柔道を続けることが出来ています。

 私は今、柔道が出来るのは病院の先生、両親、周りのサポートがあってのことと感謝しているのですが、この感謝の裏側には税金からの医療費の補助があります。今まで、たくさんの病院にかかった費用がもし、全額負担だったら、間違いなく私の家の家計では払うことが出来ません。そうなると病院へかかることも出来ないし、柔道を続けることも不可能だったと思います。病院にかかるということは、国民が納めた税金から、医療費を補助してもらっているということです。本当にありがたい制度です。

 税金は悪者ではなく、国民が生活していく上での必要不可欠な制度だと分かりました。今、私は消費税を払うことしか出来ませんが、将来、社会人になって働くようになったら、きちんと納税を果たします。そして、私が助けてもらったように困っている人の為になれたら嬉しく思います。

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